
朝の洗濯機、排水ホースの継ぎ目
洗濯機の脱水音が止まった。扉を開けようとして、ふと排水ホースが気になった。いつもは見ない裏側。しゃがみ込んで覗いてみる。
灰色のプラスチックの継ぎ目が、ホースバンドで締められている。指で触ると、表面がざらついていた。人差し指で撫でてみると、細かい凹凸がある。これって劣化の始まりなんだろうか。親指でぐっと押してみたけど、まだ弾力は残っている。でも、端の方は少し白っぽくなっていて、粉を吹いたみたいだ。
そういえば、この洗濯機を買ってもう七年になる。家電の寿命って、だいたい十年くらいと聞いたことがある。排水ホースの交換時期も調べてみた。メーカーのサイトには「二、三年ごとの点検を」と書いてあった。へぇ、と声が出た。一度も交換したことがない。
ホースバンドのネジ部分を指でつまんでみる。錆びてはいないけど、少し緩んでいる気もする。ドライバーで締め直そうかと思って、工具箱を取りに行きかけたが、やめた。今すぐじゃなくてもいいか。
立ち上がって、洗濯物を取り出す。窓から入る朝の光が、濡れたシャツに当たってきらきらしている。排水口の方を見ると、まだ少し水が残っているようだった。継ぎ目から漏れているわけじゃなさそうだ。
まあ、次の休みにでもホームセンターに行って、新しいホースを見てこよう。そう思いながら、洗濯物を抱えてベランダへ向かった。








