寝室の窓辺でひと休み

朝の寝室の窓辺に差し込む柔らかな光とカーテンの様子

窓辺に差し込む淡い光

寝室の窓から、曇り空の下でやわらかな朝の光が薄く差し込んでいる。カーテンの端がかすかに揺れて、ひらりと小さな埃が舞いながら、ぼんやりと浮かんで見えた。空気はひどく湿っており、冷たさとともに重みがある。

時を刻む手元の時計

そっと手を伸ばして、木製の小さな時計に触れる。秒針がひと刻みずつ音を立てて進み、その規則正しいリズムだけが部屋の静けさを切っていく。目を伏せると、壁の隅に積んだ小さな本の背表紙が少しざらついて見え、使い込まれた布団のしわが細かく続いていた。

呼吸とともに身体に残る余韻

座ったまま背筋を伸ばすと、床に置いてあるスリッパの微かな色あせに気づく。湿った空気がじわりと肌に触れて、冬の終わりから移る季節の名残のような冷たさを感じさせた。足先が布団の柔らかさに接し、ぼんやりとした意識の中で、何度もため息をつく。

目の端で、ほんのわずか前後するカーテンの影を追いながら、手に残る時計の微かな振動を確かめていた。