雨の朝、濡れた書類の角をそろえる

雨の朝、駅へ向かう歩道で濡れた書類の角をそろえる様子

駅までの足取り

雨の朝、いつもの道でも地面の音が違う。私は歩幅を少し落とし、濡れて冷えた手袋代わりの袖口を気にしながら、かばんの口を開け直した。中で紙が波打つのが分かり、書類の角を指でそろえる。クリップの金具が当たる感触は思ったより冷たい。

入れ替える動き

駅の手前で一度立ち止まり、濡れた方の袋を外して折り目を伸ばした。次に靴ひもの先を確かめ、濡れた歩道の端を避けるように進む。傘の先がコンクリートの縁に触れて、細い水の筋が落ちる。

雨の朝、皆さんは書類や小物の収め方を毎回変えていますか。