欄干の木目と夕方の水音

川沿いの遊歩道で欄干の木目に触れ、足元に水面が揺れる夕方

欄干の木目をなぞる

川沿いの遊歩道で、欄干の木目に指先を当てる。表面は乾ききらず、細い傷の縁だけが少し冷たい。足元の石は淡く光っていて、靴底に薄い湿り気が残る。

水音がほどける

耳の奥で、一定の速度で水が寄っては引く。風は強くなく、欄干越しに水面がゆっくり持ち上がるたび、景色の輪郭が少しずれる。立ち止まったまま、呼吸の間が整っていく。

この感じ、次の曲がり角でもまた同じように出会えるだろうか。