電車発車と空席の気配

夕方の駅ホームで発車を待ち、空席の気配が広がる電車を見つめる人々の様子

ホームで足を決める

駅の照明が線路に伸びて、床が少しだけ光ってる。私が立つ位置を一度だけ直して、次の電車発車の合図を待った。

意外と空いてた

扉が開いた瞬間、車内の混み具合を見て身を引く。思ったより席が残っていて、いつもより深く呼吸できる感じがした。吊り革の近くまで寄って、荷物の重さが落ち着く。

ラッキー

ホームの反響が少し遠くなって、揺れと一緒に帰り支度が進む。雨のあとみたいな空気のまま、今日はこれで十分だと思えた。