雨の夜明け、濡れた看板の角を拭く指先

雨の夜明けの東京の路地で、看板の角を布で拭く作業の様子

濡れた看板の縁

雨の夜明け、通りの角で自転車を止める。看板の金属フレームが指に触れる前に、布で縁を一度だけ拭いた。触った感触は冷たく、拭ったところだけ水の筋が細く残る。

布の当たりを確かめる

次は角。丸めた布の端を引っかけるように当て、はみ出した水滴を集める。こすった部分の色が少しだけ濃くなり、乾く前のつやが薄く戻る。

横の植え込みの葉も重たそうで、看板との距離がいつもより近く感じる。私は布を軽く振って、次の拭き直しに備える。あなたなら、こういう小さな跡はどうして残しておくか。