青葉の向こうに聞こえる音

初夏の青葉が風に揺れる窓辺の風景

窓辺の緑と風の通り道

昼下がりの光が、窓の外に広がる青葉を透かしている。五月の風は、まだ湿気を含まない軽やかさで、葉と葉の間を抜けていく。銀杏の若葉が揺れるたび、さらさらと乾いた音が聞こえてくる。

窓を少し開けると、思いがけず賑やかな世界が耳に飛び込んできた。どこかの庭から聞こえる風鈴の音、遠くで鳴く鳩の声、そして時折混じる燕の甲高い鳴き声。普段は意識しない音たちが、青葉の向こうから次々と届いてくる。

葉擦れの音が教えてくれるもの

じっと耳を澄ませていると、風の強さによって葉擦れの音が変わることに気がつく。強い風の時は、ざわざわと波のような音。そよ風の時は、ひそひそと囁くような音。あなたの近くにも、こんな自然の音楽が隠れているのではないだろうか。

青葉の季節は、目に鮮やかなだけでなく、耳にも豊かな贈り物をくれる。今日聞いた葉擦れの音は、きっと夏が深まるにつれて、また違う響きに変わっていくのだろう。