朝の空気と淡い空
静かな時間の始まり
ひんやりとした朝の空気が、部屋を少しだけ冷ましている。淹れたてのコーヒーを注いだマグカップを両手で包み込むと、じんわりとした温もりが手のひらに伝わってくる。窓の向こうには、薄いベールをかけたような、淡い水色の空が広がっていた。
空を横切る小さな影
マグカップから立ち昇る細い湯気の向こうで、すばしっこい鳥のシルエットがスーッと空を横切っていった。どうやら、ツバメが飛び交う季節になったらしい。見上げれば、薄い雲の隙間から柔らかな朝の光が少しずつこぼれ始めている。春が深まり、少しずつ次の季節へと向かっている微かな足音を、静かな部屋の中でそっと感じていた。
