高架下の通り雨

高架下の街路、雨粒がコンクリに落ち排水溝から水が流れる情景

排水溝

19:25、私は高架下で立ち止まった。コンクリの端に雨粒が細かく当たって、排水溝の中で水がころころ回る。靴先のほうだけ少し冷えて、手袋の指先がじっとりする。

柱の薄い影

灯りは強すぎず、太い柱に水の筋が線みたいに残っている。遠くの車の音が途切れて、代わりにビニール傘の布がこすれる小さな音がした。

足を進める間

濡れた路面を避けるように一歩ずつ。空気は重いのに、胸の奥はなぜか静かだった。帰り道のこういう「間」って、誰の時間にもちゃんとあるのかもしれない?