手のひらの中の小さな器
コンビニで買い物をした帰り、レジで小さな豆皿をもらった。手のひらに収まるサイズの白い陶器に、緑色の図柄が描かれている。
帰宅してテーブルに置いてみると、思っていたより存在感がある。普段使いの大きな皿に慣れた目には、この小ささが新鮮だった。
夜のテーブルに並べてみる
何となく他の小物と一緒に並べてみる。醤油差しの隣、塩の小瓶の向かい側。豆皿はそれぞれの場所で、静かに存在を主張している。
指先で豆皿の縁をなぞってみる。ざらつきのない、なめらかな手触り。こういう小さな器を集める人の気持ちが、少しだけ分かったような気がした。
小さなものの居場所
豆皿に何を盛るかは決めていない。ただそこにあるだけで、テーブルの風景が少し変わった。小さなものには小さなものなりの、確かな重さがある。
