眠りを探す深夜の観察
深夜の三時ごろ、また目が覚めてしまった。眠れないと、布団の温度や部屋の静けさが身体にくっついてくる。天井の白さがゆっくりと揺れるように感じる。
眠りのための儀式
窓の外は雨音のような細いノイズを落とし、濡れた路面が街の灯を滑らかに映している。室内はそれほど寒くなく、毛布を一枚増やすと体温がほどよく落ち着く。
静寂と雨音の間で
二度寝に向けた小さな儀式。手のひらを温め、布団を端から整え、息を深く吸って吐く。思考の輪を静かに解くように、一本の線を意識して視界を落ち着かせる。
結局、眠りへと引き戻すのは焦りではなく、今この瞬間の観察だった。眠れない夜の小さな記録としてこの時間を残す。外は雨の夜、部屋の灯りだけが地図のように点々と心を導く。眠る前の焦りを手放すことが、次の眠りへつながる気がして、今夜もペンは動かない。
