水たまりの縁に映る朝の色
今朝の薄曇り、路地裏の水たまりが周囲を静かに映し出す。濡れたアスファルトに自販機の錆と小さな緑の葉が波のように重なり、指先には冷たさが残る。
反射の静けさ
水たまりは動かず、始まりかけの景色をそっと引き寄せる。落ち葉一枚が浮かび、細い水じわが縁を辿る。記憶の欠片が胸の奥でそっと揺れる。
光の輪郭を待つ
日差しはまだ弱く、水面だけが微かな光を拾い上げる。昨日との差はわずかだが、歩みのリズムを整える。これ以上の変化はないのだろうか。
余韻の続き
水たまりの縁に落ちる小さな雨粒の跡が、時間の痕跡のように続く。手を伸ばせば濡れた匂いが鼻先に来て、心の棚の一枚を静かにずらす。この小さな変化に気づくのは、いつだろう。
