薄型ワイヤレスマウスと暮らしの細部

薄型ワイヤレスマウスが机の上に置かれている様子

薄さと軽さの気配

昨日の霧雨の名残がほのかに残る曇り空の下、家の机に目をやる。ロジクールから発表されたばかりの薄型ワイヤレスマウスの話題に、自然と心は揺れている。丸みを帯びた二つ折り対応のデザインは持ち歩きに向くとのことだが、その情報がくぐもる室内での実感と結びつきそうになる。

季節と日常の間で感じるもの

六月の蒸し暑さが少しずつ近づく中、窓の外は曇りがちで風も弱い。向こうから部屋を流れる空気には湿度が薄く混じり、手にした小さなマウスの軽さと繊細さに目が留まる。日々の細かな作業を支えるものとして、こうしたガジェットに頼る自分がいるのだと、背中の奥でじんわり身体が反応した。

わずかに指先が触れた感触。動きやすさ、軽やかさがこんなに日常の気配を変えるものかと、思わずふっと息を吐く。幾度も繰り返される作業の中で、どこかで待っている手触りの変化に気づくことの難しさもまた、自分の身体が刻むささやかな記憶の片鱗なのだろう。