昼の晴れた駅のホーム
昼の光が鋼の風を受けて走るように流れる。自分の靴は線路の影を踏み、意識の端で靴底の擦れを確かめる。一歩一歩のリズムが、周囲のざわつきと静かな距離を作っているように感じられる。ベンチや自販機の色が空の青と反射して、靴の金属色を弱く光らせる。視線は自分の足元へ、手元のポケットにも一瞬の静寂が落ちた。
自分の靴の影の移ろい
靴の底の跡がコンクリートに描く線は、昨朝との差をそっと教えてくれる。指先が革の縫い目をなぞると、日々の小さな変化が記憶の一角に寄り添うのを感じる。靴紐が少し緩む瞬間を見過ごさないよう、息を整える。
そっと寄り添うもの
風に揺れる看板の錆や窓の指紋が、足元の刻みと呼応する。何気ない変化が、歩く人の足音を誰かの日誌へと変えていくのだろうか。路地裏の苔や看板の錆など、身近なものが日常の一部として静かに寄り添う。
