釣り堀で過ごす午後のひととき

午後の釣り堀の風景、静かな水面に浮く浮きと竹竿

水面に揺れる小さな希望

釣り堀の縁に腰を下ろすと、足元の水が小さく波打つ。竹の竿を手に持ちながら、浮きがゆらゆらと揺れる様子をただ眺めている。

周りには新緑が芽吹き、初夏の気配を感じさせる風が頬をそっと撫でていく。魚が釣れるかどうかは、もはやどうでも良くなっている。水面に映る雲の流れを追いかけていると、時の経過さえ忘れてしまいそうだ。

あなたも最後にこんなふうに、何も考えずに過ごした時間はいつだっただろうか。浮きが小さく沈んだかと思えば、またすぐに浮き上がる。その繰り返しに、なぜか心が軽やかになる。

慌ただしい毎日の中で、こうして静かに水と向き合う時間があっても良い。釣り堀から帰る頃には、きっと心も軽やかになっているはずだ。