夜の街角で歩みを止める

夜の住宅街の角、街灯に照らされた歩道と建物の影

角を曲がる前の立ち止まり

いつもの道の角で、なぜか足が止まった。街灯の光が歩道に丸い影を落としている。その境目で、明るいところと暗いところが混じり合っていた。

向こうから自転車の音が近づいてくる。チェーンが軽く擦れる音と、タイヤが路面を踏む音。皆さんも聞いたことがあるだろう、あの夜特有の音の重なり。音は通り過ぎて、また静かになった。

街灯の下で見つけたもの

足元を見ると、小さな石がいくつか散らばっている。昼間は気づかなかったものたち。街灯の光が当たって、一つ一つがはっきりと影を作っていた。

建物の壁に目をやると、窓から漏れる光がいくつか見える。カーテンの隙間から、オレンジ色の明かりがわずかに外に出ている。その光も、街灯の白い光と混ざって、歩道をまだらに照らしていた。

歩き始める前の数秒

風がほんの少し吹いて、髪が頬に触れた。5月の夜の空気は、まだ冷たさを残している。曇り空の下で、空気が少し重たく感じられた。

角の向こうに続く道を見つめながら、また歩き始める。石を一つ蹴って、その音が静かな夜に響いた。