窓辺の青葉
カーテンを開けると、窓の外で青葉がさらさらと音を立てていた。朝の風は思いのほか涼しく、肌に心地よい。まだ若い葉は光を透かして、薄緑色に輝いている。
手を伸ばせば届きそうな枝先で、小さな葉が一枚一枚、違うリズムで揺れている。風の通り道が見えるようだ。耳を澄ますと、葉擦れの音に混じって、遠くから鳥の声も聞こえてくる。
緑の匂い
深く息を吸い込むと、青葉特有の爽やかな匂いが鼻腔を満たした。雨上がりの土の匂いとは違う、生命力に満ちた香り。あなたも最近、こんな匂いを感じたことはないだろうか。
窓枠に腕を預けて、しばらくその風景を眺めていた。影の濃淡が刻々と変わり、葉の表情も変化していく。都会の片隅にも、こんなに豊かな自然があることに改めて気づかされる。
朝の静寂
まだ街が本格的に動き出す前の、この静かな時間。青葉の向こうに見える空は、澄んだ水色をしている。今日も暑くなりそうだが、この瞬間だけは涼やかな風が頬を撫でていく。
窓を閉める前に、もう一度深呼吸をした。緑の香りを胸いっぱいに取り込んで、一日が始まる。
