深夜の台所で緑のうねが揺れる
深夜の台所で、窓の外は薄曇り、涼しい風が室内を撫でる。鉢の緑は静かな場所で光を受け、表面の湿り気が指先に微かな触感を伝える。指先の感触に合わせ、鉢の縁の緑はかすかに形を変える。黒い皿の縁には闇の影が落ち、時計の音だけが室内を満たす。
動きの変化
この小さな緑の塊の動きは、室温と風の微妙な差で生じる。外の喧噪は遠く、ただ静かな時間の重さだけが台所に伸びる。家の奥で水滴が落ちる音さえ遠のき、ただ葉の微細な震えだけが心の中で反復する。こんな小さな変化を、誰が気づくのだろうか?
色の変化
明け方前の光が薄く広がると、鉢の緑はさらに深い色を帯びる。室内の温度差が葉の表情を変えるのを、ぼんやりと眺めている。香りのある湯気が鼻をくすぐり、今日の香りだけを胸にしまう。
