Indigo Trails in the Late Spring

庭のベンチの横で揺れる紫色の藤の花と地面に落ちる影

軒先に揺れる藤の影

四月も終盤を迎え、午前中の日差しはすっかり力強さを増しました。庭の隅に目を向けると、淡い紫色の藤の花が風に揺れています。その繊細な房が描く影は、古い木の床の上で生きているかのようにゆらゆらと動き、静かなリズムを刻んでいます。

乾いた土と季節の移ろい

ふと足元を見ると、鉢植えの土が白く乾き、春の終わりを告げているようです。ジョウロを持って歩く際、湿った土の香りがふわりと立ち上がります。使い込まれた木のベンチに座り、空を流れる雲を眺めていると、季節が着実に夏へと歩みを進めているのを感じました。都会の片隅で見つける、穏やかで満ち足りたひとときです。