水たまりの光
13:20ごろ、ベランダの縁に小さな水たまりができている。窓越しの陽が水面を揺らし、ベランダの木目と影が映る。静かな風はコンクリートの隙間を撫で、日陰と光の境界をひとさじだけぼかすのだ。
窓辺の風と影
水たまりは透明で、靴のつま先の影が水面へ落ちては消える。光の角度が変わるたび、水面は別の表情を見せ、室内の記憶も一緒に揺れる。こんな小さな光の揺れを、あなたはどう見つけるのだ。
縁の記憶
水たまりの縁を指でなぞると、湿った床の匂いが少し戻る。日常の音と水の音だけが混ざり、どこか遠い記憶の窓が開く、そんな午後だ。
