青葉の香りが運ぶもの
窓を開けると、ひんやりとした空気が頬を撫でていく。五月の新緑が放つ青々とした香りは、どこか懐かしさを誘う。机の端に置いた色鉛筆の緑が、外の若葉と重なって見えた。
変わりゆく季節の境目で
あなたも感じたことはないだろうか。春から初夏へと移ろう、この微妙な空気の変化を。陽射しは日に日に強くなり、風は優しさを残しながらも軽やかさを増している。葉の緑が濃くなるにつれて、街の表情も変わっていく。
そんな季節の境目にいると、時の流れがゆったりと感じられる。急ぐ必要のない休日の空気に包まれて、自然の息づかいに耳を傾けている。
