初夏の午後に見つめる新しい香りの波

曇り空の午後の窓辺に置かれたヘア&ボディケア製品

梅雨曇りの静かな午後

夕立の気配はまだ遠く、窓の向こうは厚い曇り空。湿度が少しまとわりつくような空気に、ついそわそわと手を伸ばすのは、先日見つけたばかりのヘア&ボディケア製品だ。夏限定と謳われたフィグとダージリンの香りが、室内の空気をほんのりと満たしている。

たしかな存在感と、柔らかい香り

ボトルを手に取ると、そのつるりとした質感に指がなじむ。何気なく髪先にふれるたび、ほんのりと甘さと渋みが混じった香りが立ち上る。湿気の重さがどこか和らぐように感じられ、いつもの午後が少しだけ違って見える。香りはどこか記憶の扉をそっと叩くようで、思いがけず過ぎた季節の気配や、知らない街角の景色がちらりとよぎる。

観察の合間に揺れる心

ふと外を覗くと、薄曇りの中に緑が深まっている。窓枠に肩を寄せたまま、視線は動かない。日差しはないのに、肌はじっとりと熱を帯びている。そんな季節の中で、新しい香りが心の隙間に入り込むのを感じる。何かを変えたくて、それとなく引き寄せられたこの時間。続く梅雨の静寂の中で、変化の兆しをそっと確かめているのだろうか。