The Awakening of Young Leaves at Dawn

夜明けの光が窓辺の若葉と万年筆を照らす様子

静かな青に溶ける若葉

午前五時を過ぎたばかりの空は、薄藍色から柔らかな白へと移ろい始めています。四月の終わり、東京の夜明けは驚くほど早く、窓の外に広がる木々の若葉がその光を透かして、瑞々しい輝きを放ち始めました。

朝の冷気と万年筆

少し肌寒さが残る空気のなか、机に置いた万年筆の軸がひんやりと指先に馴染みます。まだ眠りの中にいる街の静寂を破るのは、遠くで鳴き交わす鳥の声だけ。この時期特有の、湿り気を帯びた土の香りが風に乗ってそっと届きます。

何気ない日常の始まりですが、刻一刻と変化する空の階調を眺めているだけで、心が整っていくのを感じます。新しい光が部屋の隅々まで満ちる頃、静かな一日の幕が上がります。