時計が刻む夜の呼吸
今夜、机の上には小さな時計とノートが並ぶ。20時30分を指す針は、静かな部屋の空気に合わせてゆっくり動く。灯りの温度が手元を柔らかく照らし、紙の白さが一段と際立つ。ノートの罫線は細かく、指先の温度と紙の感触が今日の疲れをほどくようだ。
この時間、同じ静けさを誰と分かち合えるだろうか。
ノートとペンの影
ノートの端を指で撫でると、過去の小さな出来事が字の下に現れる。筆先はすべり、眠る時間を少しだけ先へ伸ばす気配がする。
夜の余韻を閉じる一筆
ひとつの言葉をそっと書き留め、ページを閉じる。時計はまだ20時30分を刻み、部屋は静かな契約のように落ち着く。
