四月の終わり、街の喧騒が次第に落ち着きを見せる夕刻。昼間の熱を蓄えた空気が、穏やかな風によって冷やされていくのを感じます。
移ろう空の色彩
見上げる空には群青色が広がり、雲の輪郭が淡い紫色に縁取られています。この時期特有の、少し湿り気を帯びた柔らかな風が、肌に心地よく馴染みます。家々の窓にはぽつぽつと橙色の灯火が灯り、一日の終わりを告げています。
静かな休息の時間
ベランダの小さな椅子に腰を下ろし、温かなお茶を一口含みました。遠くを走る電車の音が、心地よいリズムとなって届きます。特別な出来事はないけれど、風のささやきに耳を澄ますだけで心が整っていく。そんな穏やかな時間の流れを、大切に味わいたいと感じる夜の入り口です。
