梅雨の憂鬱をうっすら和らげる道具
湿度が高い季節のために、ふとんの湿気が気になった。部屋は曇り空の明かりでやや柔らかく、窓辺に置いた小型のふとん乾燥機の存在感がひときわ目につく。軽くてコンパクトなその機械は、ふとんだけでなく靴も同時に温められるという。
静かな立体ノズルの果たす役割
ツインノズルがふとんの隅々まで温風を届ける様子を、近くでじっと見つめていると、その音が部屋に馴染んでいることに気づいた。少し離れて見れば、いつもの生活の中に溶け込み、何気ない一幕だが、湿度の高い季節に感じる重さが、ほんの少しだけ軽くなった気がする。
乾燥機のそばで、ふとんの匂いが変わり、手触りがふわりと柔らかくなるのも確かだ。梅雨の曇天の午後、そんな小さな発見を抱きながら、重い心もどこか静まる時間になった。
