雨の朝、橋の手すり
夜明け前、橋の上に出た。上を向くと灰色の雲が低く、頬にかすかな雨粒が当たる。手すりは冷たくて、指先を当てるとつるりと水が残った。
川の流れを近くで聞く
欄干越しに川をのぞく。水面は一定に滑らないで、細かい波が途切れず続く。橋の下から聞こえる音が、風で少しだけ強くなったり弱くなったりした。歩幅を落として、足元の段差を確かめながら進む。
濡れた場所を避けずに見る
ところどころに溜まった水は、足が近づくたびに小さく揺れる。コンクリートの白い筋は雨でくっきりし、落ち葉が一枚だけ流れ残っていた。明日もこの調子で、川の音を同じ距離で確かめるなら、何が変わっているだろうか。
