窓辺に届く夜の香り
開いた窓から流れ込む夜風が、机の上のノートのページを軽やかにめくっていく。ひんやりとした空気に混じって、若葉の青々しい香りが鼻先をかすめた。
風に踊る緑の影
外では街路樹の新緑が、穏やかな風に身を任せて静かに揺れている。葉と葉が触れ合う微かな音が、夜の静寂に溶け込んでいく。この季節にしか味わえない、柔らかな空気の流れを感じているだろうか。
季節の境界線
つい先月まで硬い蕾だった枝先が、いつの間にか鮮やかな緑に変わっている。自然の歩みは思いのほか速く、気がつけば初夏の足音が聞こえてくる。窓辺に立ち、この静かな変化を見守る時間が愛おしい。
