買い物袋の結び目、午後の記憶

午後の街角で手に持った買い物袋の結び目を確かめる様子

袋の口を軽く押す

店を出て、買い物袋の取っ手を指先で確かめる。結び目の角が少しだけ持ち上がり、重さが移るたびに布の筋が変わる。レジ袋ではない紙の手触りは、力の加減に正直で、落ち着くまで触り直してしまう。

歩幅が一定になる

角を曲がると、足元の音が一定になりやすい。袋がぶらつかないように、結び目を親指でなぞり、引き締める。こういう動き、つい癖で繰り返している気がする。

家に着く前の小さな点検

水や米みたいな重いものが入っている日は、なおさら慎重になる。結び目がゆるむ想像だけで、手が勝手に動く。片手で持っても平気なはずなのに、まだ触ってしまうのだろうか?